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このたびは、「銀花シリーズ」誕生おめでとうございます。
私はそれまで美と健康に関する商品の開発を目的として数々の研究を重ねておりましたが、あるとき友人の紹介でイオンの研究者であるS氏と知り合うことになり、彼の手作りである「イオンクリームとローション」と出会いました。私は、その相乗作用による不思議な美肌力を直感として感じ、このイオンを主成分とした化粧品の開発を思い立ちました。 そして、『S・Cスキンクリーニング美肌法』として商品を完成させ、以来30年以上にわたって我が社のメイン商品として現在に至っております。 しかし、S氏の手作り商品はまだ厚生省の認可を受けていなかった為、商品化しても販売することはできませんでした。そして、そこからの3年間はひたすら、認可を受けるのに必要な数々のデータ集めやクリアしなければならない沢山の問題の解決と、その手続きに必要な書類を完備する為の苦悩の日々を過ごすことになりました。 以下に、『S・Cスキンクリーニング美肌法』が鉱泉剤の使用と化粧品として認可を受けて世に認知され、ユニークな商品として大きく売上を伸ばしていくまでの紆余曲折を記憶のまま記してみました。
まず問題となったのが、主成分として使用する鉱泉剤の入手が困難であることでした。 鉱泉剤(イオン原液)は、医薬品として内服用、外用の効能効果(ニキビ、肌荒れ、切り傷、火傷など10種に及ぶ病名)が日本薬局方に詳細に明記されており、化粧品の原料にするにはとうてい採算がとれない高価なものだったのです。 そこで、厚生省に問い合わせをしたところ、『鉱泉剤は医薬品のため化粧品に使用することは出来ない』と言われ、せっかく鉱泉剤を入手して製造と商品の完成を見たのに、再び大きな難関が立ち塞がりました。 厚生省からは、製造販売の認可を受けるために、次の4点の書類の提出を求められました。 そこで、まずはサロン開設の許可を取るための色々な策を練りました。 この知恵をしぼった質問には保健所の担当官も容易に結論が出せず、結局、東京都の薬事課と相談をするとのことで、10日後に当社(併設サロン)を視察しに来ることなったのでした。 会社内の約30坪のフロアに美顔椅子、鏡、旭ガラスが開発した超音波美顔器一式を設置し、美顔サロンと相談コーナーなども整備して「スキンクリーニング法」の実演をして見せました。その結果、見事に美白の肌が実現し、美顔とは一言も表現しないで、あくまでも無料で行う「お顔の洗濯」との言い回しで通過させました。 そのとき、「超音波美顔器」もダメと言われたので、それにも「超音波洗顔器」とシールを貼り、ようやく許可が出た・・・ということで、なかなか容易ではなかったと記憶しております。 こうして、やっとサロン開設の許可は下りましたが、まだまだ化粧品製造の認可を受ける為の作業が残されていました。けれど、この頃には、資金的にもかなり逼迫した状態になっており、『急がねばならない・・・』との気持ちの焦りや不安感を抱くようになっていました。 サロンが開設できたところで、次はモニターです。 火がついたのは、ある日、報知新聞社の記者の取材を受け、3面3分の2頁に大きく写真入りで掲載されてからでした。翌日から朝8時半には、会社の前に20人位の人数の行列ができるほどになり、1日平均50人位の施術を行う事になったのでした。 結局、1年7ヶ月の歳月を費やして500人の「満足した」との声とサインを集め、厚生省に提出する書類を完成させたのです。 その間、収入はゼロでした。 あとは、厚生大臣の医薬品許可証写しの提出です。 この間、オープンから数えて、既に2年3ヶ月が経過しておりました。 苦しい期間もありましたが、以来30年以上、特に宣伝もせず、店頭販売も全く行わず、口コミだけで根強い固定客に支えられ、リピート率70%の実績を保ちながら今日に至っておりますことは、直感を信じて研究と開発に心血を注いできた賜物と自負しています。 また、原料となる鉱泉剤は、“1,000年前、弘法大師がこの場所でこの水を発見し、病気の治癒に使った”と言い伝えられているものです。それは、何億年もの昔、地球の大噴火によって堆積した鉱石を風雨が溶かし、谷間の渓流となって流出したミネラル水やマイナスイオンを含んでおり、それら大自然の力は真に偉大なものだと思うのです。
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